クリスマスも終わり、そろそろ年の瀬…皆さまはどんな一年をすごされたでしょう?
今年の感謝と新年への気持ちを込めて、浄土ヶ浜ビジターセンターでは門松を飾りました!!こちらは竹を切り揃え、飾り付けし、完成までパークボランティアさんの手作りです!出来上がるまでの過程を見学させていただきました。
ひとつひとつの飾りにも、意味があるこということや縄目(縄には結界の意味があるんだそうです!)の数は奇数(奇数は縁起よいことから)にし、下から七五三とするなど、パークボランティアさんたちの知識は豊富でスタッフも改めて行事や文化について、勉強になりました!
そして完成したものがこちらです!!
門松の起源は古く、室町時代とも平安時代からとも言われています。また、関東と関西では飾り方や竹の配置などの違いがあるそうです。
日本にはお正月のほかに五節句というものがあります。節句とは唐時代の中国の暦法で定められた季節の変わり目のことで、暦の中で奇数の重なる日を取り出して(奇数(陽)が重なると陰になるとして、それを避けるための行事が行われたことから)、季節の旬の植物から生命力をもらい邪気を祓うという目的から始まったそうです。中国の暦法と、日本の農耕を行う人々の風習が合わさり、定められた日に宮中で邪気を祓う宴会が催されるようになり「節句」といわれるようになったそうです。
自然や植物を通して、日本の古くからの行事・文化など考えると面白い発見があります!
皆さんも是非、ビジターセンターの門松を見にいらしてください。浄土ヶ浜ビジターセンターは年末年始(12月29日~1月3日まで)、閉館いたします。
来年度も浄土ヶ浜ビジターセンターをよろしくお願いいたします。