冬至が過ぎ、クリスマスイブ!寒さもいよいよ本格的になってきました。
本日は雪がちらちら舞っていました。
浄土ヶ浜周辺の植物も冬支度。枝の葉も落ちなんだか寒そうです。葉が落ちた木々の間にとまっている野鳥観察には良い季節です。
「葉が落ちた木に、なんだかモジャモジャとしている枝なのか葉っぱなのかわからないものがある!」という情報がありました!さてこれは…?
その正体はヤドリギです!
西洋では、クリスマスオーナメントにヤドリギを使ったキッシングボール【Kissing Ball】というものがあるそうです。これはヤドリギの生えている樹の下で出会ったのなら、例え敵 同士であっても、争いを止め、互いにキスをして仲直りしなければならないという言い伝えであったとされています。
その由来は古代の神話まで遡ります。キリスト教が伝わる前のヨーロッパでは、ヤドリギとその宿主となる樹を聖なるものと崇めていました。
北欧神話では、ヤドリギの矢によって死んだバルデルが再び死の世界からよみがえった時、母フリッグが流した喜びの涙がヤドリギの実となり、喜びにあふれたフリッグはヤドリギの下を通るすべての者にキスをおくり、ヤドリギの下を通る者は誰であれ、そこで争いをしてはならない。ただ、愛に満ちた口づけを交わすのみという掟【おきて】を定めたとされています。
クリスマスの飾りにも、自然のものが使われ、いろいろな意味を持っています!
そんな季節のものを調べてみると面白いものです!