2012年も幕をあけ、ビジターセンタースタッフ一同、新たな気持ちで本年も頑張ってまいります!
本年もよろしくお願い申し上げます。
さて、皆様は小正月をご存じでしょうか?
小正月(こしょうがつ)とは、正月の望の日(満月の日、旧暦の1月15日または元日から1月15日まで)のことをいいます。現在は新暦1月15日に行われる場合もある。元日(または元日から1月7日まで)を大正月と呼ぶのに対して、このように呼びます。中国式の暦が導入される以前、望の日を月初めとしていたことの名残だと考えられています。
この小正月までが本来の松の内であり、近畿地方では現在でも1月15日の小正月までが「松の内」というそうです。
この日の朝には、小豆粥を食べる習慣がありました。古くは『土佐日記』や『枕草子』などにも、小正月に小豆粥を食べたことが記されており、現在でも東北地方の農村などに、左義長(火祭りなど)の前、小豆粥を食べる習慣が残っている地域があるそうです。これらの地域では、元日から小正月の期間中に小豆あるいは、獣肉を含む赤い色をした食品全般を食することが禁じられている場合が多いようです。
年神を迎える行事の多い大正月に対し、小正月は豊作祈願などの農業に関連した行事や家庭的な行事が中心となります。本来は松の内に忙しく働いた主婦をねぎらう意味で、女正月という地方もあります。
かつて元服の儀を小正月に行っていたということから、1月15日は成人の日になったのだそうです。
自然を敬い、自然と共に生きてきた伝統の行事、大切にしていきたいものですね!
さて、ビジターセンターでもこうしたお正月展示もまだまだ実施しております。こちらもぜひご覧ください!きっと新たな発見があるはずですよ!