浄土ヶ浜ビジターセンター舘下です。
なんと今回は浄土ヶ浜遊覧船に乗ってきました!実を言うとこれまで乗船したことがなく、機会があれば……と思っていたのですが、念願叶ってやっと乗ることが出来ました!!
遊覧船ガイドの金澤さんによる案内は私も改めて知ることも多く本当に勉強になりました。そして海上から見る浄土ヶ浜の景観。浄土ヶ浜の岩々はその雄大なる不動の美しさを讃えています。しかし震災が穿った傷痕は完全に癒されていないことも、改めて感じました。そういった「優雅さ」と「現実の残酷さ」が今のこの浄土ヶ浜には両立していると私は思います。ですが決して優しいことではないとしても「残酷=悪」というわけではなく、逆にその残酷さも尊いものなのだと考えると、震災という現実を、起こった事を在るがまま受け入れてなお姿形は変わっていない事は、まるで清濁併せ持つがゆえの奥深さというものを感じました。
また、潮風に乗って海上を舞うウミネコと触れ合えるのも、この遊覧船の醍醐味の一つにも感じます。髪を梳き、肌を撫でる風も、これから夏の季節へと変われば、それが清涼な心地よさを運んでくれることでしょう。
ちなみに余談というか蛇足ですが。今回の遊覧船の乗船時間は約40分ですが、まさかこの時間だけで自分で想像していたよりも船酔いに弱いことが判明……。この日の波はそんなに高い方ではなかったのですが……。
みやこ浄土ヶ浜遊覧船の皆様、今回は本当にありがとうございました!