7月20日(土)に、イベント「陸中海岸の浜辺に花をプロジェクト」を開催しました。
7月はクリーン月間。昨年に引き続き、田老地区にある栃内浜の清掃をしました。
栃内浜は、地元の人たちから「とっちょない」の名称で愛され、三陸復興国立公園の中でも、松月海岸と並び漁港整備がされていない自然のままの浜辺です。
震災前は、ハマナスやハマエンドウなどの海浜植物が一面に広がる美しい浜辺でした。
ビジターセンターからバスに乗り、田老地区にある遊歩道入り口まで向かいます。
バスの中では、高屋敷アクティブレンジャーから、震災前と後の栃内浜の様子や、栃内浜で見られる海浜植物などの話がありました。
遊歩道の入口に到着すると、ケガをしないように体操をして出発です!
遊歩道は連日の雨でぬかっている所がありましたが、雨露のおかげで植物たちはとても元気な様子でした。
【ノリウツギ】
丁度春の植物から夏の植物へ変わる時期だったので、お花はウメガサソウやノリウツギ、ヤマボウシなど少し少な目でしたが、浜辺に近づくとオカトラノオの群落やヒヨドリバナ、まだまだ元気なハマヒルガオやハマベンケイソウなどを見ることができました。
【オカトラノオ】
【ハマヒルガオ】
【ハマベンケイソウ】
浜辺に到着し休憩をしながら海浜植物群落についてのお話を聞きます。
ひと休みしたら、早速清掃開始です!生き物が住みやすい浜辺を目指します。
【ハマエンドウ】
一見遠くから見るときれいな浜辺ですが、探してみるとかなりたくさんのゴミがありました。
震災当時に漂着したものなのか、震災後流れ着いたものなのか、はたまた浜辺に捨てられたものなのか分かりませんが、プラスチックや発泡スチロールの破片、ペットボトルに空き缶空き瓶、大きなものだと灯油缶やタイヤまでありました。
この日、イベントで集めたゴミは45ℓゴミ袋で23袋ほど集まりました。短い時間でこんなにたくさん集まるとは驚きです。
参加していただいたみなさん、本当にありがとうございました。お疲れ様でした!
●おまけ●
清掃中、浜辺で見つけたコレ、なーんだ??
答えは…アメフラシのたまご でした☆