先月、まだ梅雨明けをしない頃、ビジターセンターのエアコン室外機にスズメの巣を発見しました。
室外機の下にある穴から出入りして、せっせと巣を作り、気づいたころには穴から巣材の枯草が見え隠れするまでになっていました。(^_^;)「こんな物件、よく見つけたなぁ。」と感心していましたが、「エアコンを付けたら、ファンが回って大変なことになる!」ということになり、その日からインフォメーション内のエアコン1機が使用禁止になりました。
幸いにも、春からエアコンを使っていなかったこともあり、巻きこむことはなかったのですが・・・。
おかげでインフォメーションの中はムシムシ(>_<;)
でも、巣立つまでの辛抱です。
梅雨が明け、連日の猛暑となった頃には、親鳥がひっきりなしにエサを運び、室外機の中からは、かわいい「ピィピィピィ…」という鳴き声が聞こえてくるようになりました。
そしてお盆明け、下に落ちているフンの量も減り、鳴き声も聞こえなくなったので、巣立ったことを確認し、巣の発見から約1か月経過した8月19日に撤去作業をすることになりました。
さすがに、毎回巣を作られるとエアコンを使うことができません。巣を作るのはいいけれど、場所が悪かった…。
室外機で過ごした家族と思われるスズメたちが、ターミナルビルとの間の草むらから見守る中で作業開始しました。
室外機のネジを一つずつ外して、ファンの前にある網を外します。
…と、中を見たスタッフがびっくり!「うわぁ~、こりゃすげぇ…。」
巣材はファンと室外機の内壁との隙間に奥までぎっしり詰まっていました。
小さなからだのスズメが、1ヶ月でこんなに巣材を集めるなんて驚きです!
巣材は枯草に野鳥の羽など。中には枯れたヨモギも使われていて、ふわっとヨモギのいい香りもしました。卵を温めていた場所と思われるところは、枯草が蜜になって、ベッドのようになっていました。ちなみに巣には、ダニやクモも同居していました(^_^;)きっと居心地が良かったのでしょね。
撤去の後は、室外機のパーツを組み立て、巣の入口に使われていた室外機の下の穴をガムテープで塞ぎました。
次回は、もう少し安全な場所に巣を作ってもらいたいものです。
暑さのピークが過ぎ去るころ、やっとインフォメーションでは快適に仕事ができそうです\(^o^)/