寒い日が続きますね。空模様が心配されましたが、イベントの当日の11月23日は快晴でした。
新しくできた姉ケ崎のキャンプ場で、「身近な道具を使用し、料理や実習を通して、災害時に活用する知恵を身につけよう」というコンセプトでイベントを行いました。
広くて新しいだけあってキレイなキャンプ場ですよ(*^_^*)
さて、開会の時間になりました。
参加3チーム計10名の参加者のみなさんです。
スタッフよりルール説明、宮古保護官事務所の櫻庭自然保護官からキャンプ場についてお話していただきました。
このキャンプ場は、災害時の際に避難所としても使えるように設計してあるそうです。そして、チップボイラー設備を導入しているので炊事棟の給湯や温水シャワーの熱源に利用できるそうです。凄いですね!
今回のイベントでは、調理実習と体験実習を行いました。
調理実習では、①渡された材料で料理を作る。(アルミホイルを使ったおかずと自由に作るおかずの2種類)②アルミ缶を使ってご飯を炊く。この2つのミッションに挑んでいただきました。
体験実習では、①手ぬぐい活用法。②経口補水塩を作ってみよう。を体験していただきました。
では、イベントの実況に戻りますね。
参加チームは、本部に食材を取りに・・・実は、受付の際に参加チームの代表者に、食材のクジを引いてもらっていました。
3チームのみなさんは、食材について何が渡されるかこの時初めて分かります。
食材の一部を紹介します。野菜(ジャガイモ、ニンジンやタマネギなど)、缶詰(サバの水煮、シーチキン、さんまのかば焼きなど)、ベーコンや切干大根など、みんなの家にあると思われる食材です。
渡された材料を見てメニューを考えなければならないのです。
材料を受け取った参加者のみなさんは、各サイトへ移動しました。
今回は、キャンプ場がオフシーズンのため、サイトの水道は使えませんでした。みなさんゴメンナサイ(T_T)
おかずを作る担当のみなさんは食材を洗ったり、お鍋に水を入れる時は炊事棟まで歩いていきます。
炊事棟の様子です。
美味しそうな料理ができそう!楽しみです♪
アルミ缶でご飯を炊く担当のみなさんは、モクモク煙に包まれました(*^_^*)
アルミ缶2つ(お釜、コンロ部分)を使ってご飯を炊くのですが、これが大変です。缶をくり抜いたり、お米や水を入れる時もカンを頼りに入れます。
準備が整ったら燃料を入れて炊き方スタート!
燃料は短冊状に切った牛乳パックを使用しました。
牛乳パックは燃えやすく、ずっと燃料を入れ続けなくては火が消えてしまいます。燃料を入れすぎても燃えなくなります。眼を離さず黙々と作業を続けます。
美味しいご飯のために、ご飯担当のみなさんは頑張ってましたよ~♪
お昼近くになり3チームのお料理も出来始めています。楽しみ♪楽しみ♪
今回のイベントでは、クッキング審査があります。審査員は、環境省の櫻庭自然保護官、休暇村陸中宮古の松本支配人、三陸復興国立公園パークボランティア会長の田屋さん、宮古市役所商業観光課の山根主事の4人で「美味しかった!良かった!」と思うチームを選んでもらいました。結果は後半でお伝えします♪
盛りつけの様子です。美味しそうです!
審査の様子です。みんなの料理が美味しくて審査員のお箸が進みます♪
3チームのテーブルに、お料理が並びました。
みんなの力を合わせて作ったお料理の数々です。
美味しそうです!
休暇村陸中宮古のスタッフさんには、デザートを担当していただきました。
パークボランティアのみなさんには、サンマのつみれ汁を作っていただきました。
いただきま~す♪
みんなで美味しい昼食をいただきました。お腹がいっぱいです。
食べ終わった後は、みんなで片付けです。みなさん手際が良くてあっという間に片付け完了!
午後の体験実習のためにフィールドハウスへ移動です。
まずは、「手ぬぐい活用法」です。
手ぬぐいを使って応急手当や、手ぬぐいをバンダナがわりにする方法を学びます。
みんな真剣です。
手ぬぐい活用法の後は「経口補水塩」の作り方です。
経口補水塩とは、大量に汗をかいた後や脱水症状になった時は水分補給だけでなく電解質も補給することが大切です。
材料は、水、砂糖、塩で作ります。
今回は、ペットボトル約600mlの水で作ってみました。
うまくできたかな?
新聞紙とポリ袋を使って紙コップも作りました。
食器を洗う水が無かったり、使える食器が無い時に使えます。
体験実習が終わった後は、お待ちかねのクッキング審査の発表です!
環境省の櫻庭自然保護官が選ぶ「環境賞」
休暇村陸中宮古の松本支配人が選ぶ「休暇村賞」
三陸復興国立公園パークボランティアが選ぶ「パークボランティア賞」の3つの賞があります。
そしてその賞に応じてオリジナルグッズがもらえます。ワクワク♪
まずは、「環境賞」
チーム小笠原のみなさんです。
櫻庭保護官より「素材の旨味を出すように工夫していたことが決め手だった。」とのコメント。
「休暇村賞」
チームウミネコのみなさんです。
松本支配人より「ヘルシーで素材を上手く活かしていたので選びました。」とのコメント。
「パークボランティア賞」
チームアグレッサーのみなさんです。
パークボランティア会長の田屋さんより「隠し味が素晴らしい。お酒のつまみになりそう。」とのコメント。
審査員が口を揃えて言ったのは「どの料理も美味しい。選ぶのが大変だなぁ」
チームの力が料理を美味しくしたんですね☆
表彰式の後は閉会式です。
スタッフより閉会のあいさつの後、無事に閉会式を迎えイベントは終了いたしました。
最後に参加者、スタッフでフィールドハウス前で記念写真を撮りました。
みなさん笑顔が素敵ですね!
みなさん、寒い中参加していただきましてありがとうございました。
キャンプ場が一部使用できないなど、ご迷惑もおかけしましたが、事故などなく無事にイベントを終了できたこと感謝しております。
またのご参加お待ちしております(^^♪