青松島・椿島
あおまつしま・つばきしま
広田半島の先端、岩手県最南端の美しい島々。青松島は暖帯生常緑低木のトベラが自生し、太平洋における北限に近い群落として、県の名勝・天然記念物に指定されています。椿島はウミネコの繁殖地として、国の天然記念物に指定されています。5月になると数万羽のウミネコでいっぱいになります。青松島、椿島は、ともに陸中海岸国立公園の特別保護地区になっています。
高田松原
たかたまつばら
東西約2kmにわたって広がる弓なりの砂浜と、その背後に先人達により植林された数万本のクロマツ、アカマツ林が一体となった白砂青松の地として名高く、国の名勝に指定されているほか、日本百景にも数えられています。
盛岡中学時代の石川啄木が激賞し、また高浜虚子も日本百景の審査員として訪れた際に句を詠んでおり、それぞれ 歌碑、句碑 が置かれています。
盛岡中学時代の石川啄木が激賞し、また高浜虚子も日本百景の審査員として訪れた際に句を詠んでおり、それぞれ 歌碑、句碑 が置かれています。
蛇ヶ崎
じゃがさき
広田半島の東の付け根にある断崖の岬。硬質の砂岩・けつ岩が5層に重なり、海蝕されてできた海食崖です。西側に「魔の瀬の洞穴」と呼ばれる洞窟、鶴島と亀島の間にある狭い水道の側には2つの潮吹穴があり、水柱を吹き上げる音は大きく、濃霧のときには漁船にとって良い標識にもなります。
黒崎仙境
くろさきせんきょう
岩の一部が陥没して切り立った崖と崖の間に狭い水路ができ、太平洋の荒波が打ち寄せ浸食しています。長い年月を掛けて波が地形を変えてゆく、そんな自然の造形の一瞬を楽しむことができます。
また、六ヶ浦から小祝浜、大祝浜、黒崎仙峡までは、4.2kmの自然散策路が整備されています。
また、六ヶ浦から小祝浜、大祝浜、黒崎仙峡までは、4.2kmの自然散策路が整備されています。