わくわくふゆめかんさつかいのほうこく
観察会実施日時 : 2014/02/22(土) 10:00~13:00
実施場所 : 姉ヶ崎休暇村三陸宮古/同園地内
参加者 : 18名(0~10才:8名含む)
今日は2014年2月22日(土)、ここ2週、週末は湿った雪に見舞われた宮古でしたが、今朝は陽が指していますが、
気温は低め(零下8℃前後)の日となりました。
道路の縁には除雪の雪がよせられ、少し雪の山となっている状況で、歩行者も車も、巾が狭く凍りついた道は通りにくい様子です。
そんな宮古の姉ヶ崎にある、休暇村陸中宮古に参加者の方に集まっていただき、「わくわくふゆめかんさつかい」を開催いたしました。
今回は小さい子とお母さんの参加が多いイベントになりました。
開会のお話の後、簡単な体操(ミラーストレッチ)をして、身体を少し動かして、早速ふゆめのお話に入りました。
スクリーンに映した「ふゆめ」の写真を見てもらいながら、
「これって何にみえるかな…???」
「Vサイン!!!…」「そうですね。」
「バンザイしているようにも見えないですか…???」
※バンザイをしているように見えるふゆめはオオカメノキです。(バンザイ君と名づけましょう。)
大きく育ったマルバアオダモ君( 実は浄土ヶ浜ビジターセンターの若手君 )にも登場願いましたよ。
いくつか「ふゆめ」の写真を見てもらいながら、いろいろなおもしろい形を思い浮かべてもいらました。
又、ちょっとむずかしいふゆめの構造(頂芽、頂生側芽、葉痕、維管束痕、花芽、葉芽など)のお話もさせてもらいました。
次は「ふゆめの解剖」です。
ホオノキのふゆめに協力をしていただき、半分に切り分け中を観察しました。
一番外側は固いウロコ、なかは葉っぱの子どもがいっぱいつまっていました。なかには細かい毛が光っている葉っぱの子どもも…
「中の葉っぱは何枚ぐらいありましたか?」 「十四枚!!!」
「香りも嗅いでみて…」「わぁー!」「ホント いい香りがする。」
「ホオの葉は朴葉味噌などいろいろ使われているよね。」
そんなことを体験してもらい、いろいろ感じもらうことがあったかな。
休憩の後は、まだかなり雪が残っている外の林で、いろいろな木のふゆめを実際に見てもらい、気に入ったふゆめや、
観察したものをスケッチにしてもらいました。
実際のふゆめの大きさ、色、形、枝ぶり、葉痕を見て、触って、感じてスケッチだよ。新たな気付きがあったかな。
「下の方ばかりでなく、上の方も見てごらんよ。」
ナラの木の上の枝に、ガのまゆが残っていたのを見つけたお友達がいて、みんなに見てもらい、天蚕の話もほんのちょっとして…
スケッチの後は「めずらしいケーキ」を披露させてもらいました。
それは、前日にボールと鍋に水を入れ、拾い集めた松の実、葉っぱ、ナラの葉っぱ、笹の葉をトッピングし凍らせた、「氷のケーキ」です。
さてお腹もすいてきたかな、そろそろもどってお昼ごはんにしよう。
お昼ごはんは準備していたお弁当を、みんなでいただきましたよ。
おなかがいっぱいになったら、子どもたちはますます元気になりました。用意したタタミのスペースで追いかけっこやら、
とっくみ合いやら、元気元気が一番ですね。
さあ、そろそろ予定の時間になって来て、わくわくふゆめかんさつかいも終了です。
今回のイベントで、何か新たな気付きが有りましたら、ありがたいかな…
参加していただいた子どもたちやお母さん、その他の方々もご苦労様でした。
そして、ご協力ありがとうございました。
今後も、多くの子どもたちに参加してもらえるようなイベントを企画するように、がんばろうと思いますので
よろしくお願いします。