昨日はビジターセンターに、小さなお客さんがやってきました。
紫色の頭と胴にモスグリーンの背中。
この虫の名前は、「キタマイマイカブリ」。
オサムシの仲間で、後ろ羽が退化し前羽は背中にくっついているため飛ぶことができません。
そのため、遠くに移動することができず、北日本と東日本とでは、頭や胴が光沢のある赤や青、紫や緑に変化し、地域によって色々な色や形のマイマイカブリがいます。
頻繁に見かける虫ですが、日本にしかいない昆虫(固有種)です。
(ただし、台湾にはカタツムリ駆除のため導入され、定着しています。)
名前の由来は、彼らの食べ物である、カタツムリの殻に頭を突っ込んで、消化液で肉を溶かしながら食べることから名前が付けられました。
マイマイカブリは、危険を感じるとお尻から、強い酸臭のある液体を噴射します。
観察を行うときは、手についたり目に入ったりしないよう、注意しましょう!