「震災メモリアルパーク中の浜へ行く!」イベント報告
25日は開園したばかりの「震災メモリアルパーク中の浜」でイベントを実施しました。
公園内では、震災メモリアルパークについての解説を入れながら、園内をまわりました。
この日はお天気もよく、散策するには最高の日でした。
震災メモリアルパーク中の浜は、震災の記憶を伝承していくため整備された公園です。この公園は被災した施設を被災した時のまま未設『震災遺構』の公園です。
震災遺構は、「破壊された鉄筋コンクリートのトイレ」、「破壊された鉄筋コンクリートの炊事棟」、「直径60cmもある引きちぎられた巨木」「エントランスの女遊戸の破壊された防潮堤のオブジェ」の5つです。被災してから初めて訪れたという方も多く、津波の強さに改めて驚かされました。
「展望の丘」をはじめとする公園内の盛り土は東日本大震災により宮古市で発生した震災廃棄物など(コンクリート殻や津波堆積土を利用しています。震災廃棄物を利用することで広域処理の軽減し、かつ処理完了に寄与することを目的としています。
津波体積度は塩分を含んでおり造園用土壌としては不適であることから、一定期間野外に積み、野ざらしにすることにより自然除塩をして使用しています。
避難場所になっている展望台付近では、ミヤマガマズミの花が見られました。
それから、震災遺構のところにも、ハマエンドウの花が咲いて、自然のたくましさにも気づかされました。
震災メモリアルパーク中の浜では、津波の脅威を知るだけでなく、緑の森再生のため24日には植樹イベントも行われました。
今後、たくさんの方でにぎわう公園になるよう、ビジターセンターでもイベントを企画していきます。
皆さんも震災メモリアルパーク中の浜にいってみませんか?