イベント前日に大雨…当日の朝は小雨が降っていました。
7月5日イベント当日の朝、開催できるかなぁとスタッフは天気予報とにらめっこしていました。
9時からは30%の降水確率!イベント開催出来る~♪と喜んで準備を実行していると…
あれ…あれれ…揺れてる…地震だ!揺れが大きい!!震度5弱でした。
地震が止んでビジターセンターの建物を見まわりました。何も壊れたり物が落ちたりしていない。良かった…
津波は大丈夫かな?天気の次は津波の心配です。警報や注意報が出たらイベントは中止です…
「津波の心配はありません」良かった~♪
よ~し準備再開!イベント開催するぞ~!!
栃内浜(とちないはま)は田老地区にあります。
人工物のない豊かな自然が残された浜として国立公園で最も規制の厳しい特別保護地区に指定されています。
自然豊かな浜辺で美しい海浜植物を楽しめる浜辺です。
今回のイベントでは田老地区の方に多く参加していただきました。
栃内浜近隣にお住まいの方も多かったので、浄土ヶ浜ビジターセンターと樫内仮設住宅集会所前の2か所で受付しました。
ビジターセンターから参加のみなさんはバスで移動です。
バスの中では、プロジェクトの目的を宮古自然保護官事務所の古館アクティブレンジャーよりお話ししていただきました。ビジターセンターのスタッフからは震災後から現在の浜の様子や栃内浜で見られる海浜植物の説明をいたしました。
樫内集会所からの参加のみなさんはビジターセンタースタッフより説明させていただきました。
みなさん真剣に聞いてくださいました。ありがとうございます。
自然道入口でビジターセンター組と樫内集会所組合流です。
さぁ栃内浜に向かって出発!
前日からの朝方までの雨のためか少しぬかるんでいましたがみなさん快調に歩いていました。
緩やかな道が続きますが浜に近付くにつれ下りの傾斜が厳しくなります。
栃内浜到着!
休憩時間を利用してスタッフが海浜植物の特性についてお話ししました。
参加者の方も海浜植物に興味を持っていただいたようで、清掃中に花の名前を教えてほしいなどの様子もみられスタッフ一同嬉しさでいっぱいでした。
みなさんに集めていただいたゴミは、ペットボトルや発泡スチロール、缶や瓶、網などの漁具が多かったです。
45ℓのゴミ袋で19袋、漁具の浮き18個、昨年に比べるとゴミの量は減りましたが、たくさんのゴミがありました。
みなさんの力でキレイになりました。
キレイになった後は、自然道入口まで戻ります。行きは下りということは、帰りは上りです(笑)
清掃で疲れたかな…そんな心配はありませんでした。みなさん元気でペースが乱れることなく自然道入口まで歩きます。
自然道入口でビジターセンター組と樫内集会所組はここでお別れです。
参加者のみなさんのご協力で無事に清掃活動を終えることが出来ました。
三陸の美しい海や海岸に思いを深めていただければ幸いです。
ビジターセンターでは、今後も美しい浜辺や海岸の草花を楽しみながら、きれいな浜辺を未来に残すお手伝いをしていきたいと思います。
参加者のみなさま、宮古自然保護官事務所のみなさま、パークボランティアのみなさま、ご協力ありがとうございます。