7月27日日曜日に、浄土ヶ浜ビジターセンターイベント「磯の観察会in浄土ヶ浜」を、岩手県立水産科学館と共催で行いました!講師は、海の生物にとても詳しい、佐々木精一先生をお迎えしました。参加者は26名と、観察会のフィールドとなった砥石浜の磯場はとてもにぎわいました。
(磯の生物の先生 佐々木精一先生)
(先生のお話を聞いたら、いよいよ磯場へ入って、観察開始です!)
(どんな生き物をみつけたかなぁ?)
(磯場で見つけた生き物をエアレーションを入れた樽の中で観察します。)
潮が引いて、タイドプールができた磯場では、カニ、ヤドカリ、ウニ、アワビ、カジカ、ヒトデ、ヒザラガイなど、たくさんの磯の生物を観察することができました。講師の佐々木先生から、「震災前に比べ今回の観察会では、コンブやアオサなどの海藻が元気にたくさん育っていて、海が再生している様子が見られますね。」というお話があり、震災から約3年たった海の様子が、少しずつ変化していて、自然の再生する力はすごい!と感動しました。また、パークボランティアさんからは、「今年はアメフラシやウミウシをみかけないなぁ」と、震災前に水産科学館さんが実施していた磯の観察会の時と比較したお話も聞くことができました。確かに、同じ場所で春によく見かけていたウミウシも、この日はどこかに隠れていた様子。もしかしたら、暑くて海藻の木陰に隠れていたのかもしれませんね。
最高気温32度と、暑い日差しの中での活動でしたが、ケガや体調を崩す方もいなく、無事イベントを終えることができました。イベントに来ていただいた参加者のみなさん、講師を務めてくださった佐々木精一先生、サポートをしていただいた県立水産科学館のみなさん、パークボランティアのみなさん、本当にありがとうございました!
さいごに…
磯の観察会は、宮古漁業協同組合さんに許可を得て実施しました。磯や海には、漁業協同組合により漁業権が設置され、一般の人たちが採取・捕獲してはいけない生き物がいます。また、浄土ヶ浜は国立公園です。生き物を持ち帰ってはいけません。生き物にも思いやりを持った行動を心がけ、観察した後は、生き物をものと場所に帰してあげましょう。
●おまけ●
これなぁんだ??海藻にたくさんついていましたよ!
海水からあげてみると、海藻にくっついている透明なプルプルに包まれたピンクのツブツブが見えました!臭いはしなく、無臭・・。なんだろう???
先生に聞いてみると、「何かの貝の卵」のようだとのことでした!
海って不思議な生き物がたくさんいて面白いですね☆