10月19日(日)の「魹ヶ埼灯台一般公開日」に合わせ、浄土ヶ浜ビジターセンターイベント みちのく潮風トレイル「魹ヶ埼灯台に登ろう!」を開催しました☆
当日は、天気がよく風も穏やかで、絶好のトレッキング日和となりました。宮古市役所に集合し、バスで一路重茂半島姉吉地区を目指します。
今回のイベントのコース(姉吉から魹ヶ埼灯台までの自然歩道)は、「国有林」と呼ばれる国が保護管理する森を歩きます。そこで、講師として林野庁三陸北部森林管理署から、市原 良浩 農林水産技官、新井 潤子 森林官をお招きしました!
バスの中では、環境省宮古自然保護官事務所の櫻庭自然保護官から、みちのく潮風トレイルの概要や開通している区間について、今回歩くコースがルートの候補になっていること、海外や日本のロングトレイルのことなどについてお話をしていただきました。
この日初めて「ロングトレイル」という言葉を聞いた人も、櫻庭自然保護官のお話を聞いて、もしかしたら行ってみたくなったかもしれませんね!
講師の市原農林水産技官と新井森林官からは、国有林や三陸北部森林管理署の業務内容についてのお話をしていただきました。
また、森林の役割や宮古市の森についてもお話していただき、森の大切さを改めて感じ、多様な森林資源に恵まれている魅力的な地域であることを再発見できました。
姉吉キャンプ場跡地にバスが到着!灯台の公開日ということで、すでに駐車場は車や人でにぎわっていました!
いよいよ、魹ヶ埼灯台までトレッキング開始です!
漁港周辺では天気が良かったので、漁師さんたちが昆布を干していて、磯のいい香りが、自然歩道までたち込めていました。
自然歩道の脇には、アキノキリンソウやシロヨメナ、キッコウハグマ、オクモミジハグマ、アザミなど、秋の植物が咲き、オオカメノキやナナカマドは、赤い実をつけ紅葉が始まっていました。
講師のお話を聞きながら、植物を観察したり、灯台までの森や海岸林の役割、人工林や間伐などについて解説していただきました。
いつも何気なく歩いている自然歩道も、お2人のお話を聞きながら歩くと、いつもと違う目線で歩くとことができ、とても愛おしく感じました。
灯台到着!天気が良くて景色は最高!真っ白な灯台が海と空の青によく映えます。
昼食休憩の後、再び姉吉を目指して歩き始めます。
元来た道を戻るので、来るとき登ったところは降り、降った所は登り…(笑)
灯台に頑張って乗った人は、帰り道がちょっときつかったかもしれませんね(^_^;)
帰りのバスの中では、パークボランティアの岩間さんが海のお話をしてくださいました。岩間さんの職業は漁師さん。宮古の海を知り尽くした岩間さんのお話は、とても勉強になりました。
トレッキングの途中で聞いた海岸林のお話の中で、「森は海の恋人」という言葉がありました。豊かな森があるから、おいしい海の幸が食べられるのですね!
今回講師として来ていただいた市原農林水産技官、新井森林官、みちのく潮風トレイルについてお話していただいた櫻庭自然保護官、イベントをサポートしてくださったパークボランティアの皆さん、そして一般参加者のみなさん、本当にありがとうございました☆