今年度、浄土ヶ浜ビジターセンターでは、春夏秋冬に自然観察会を開催しています。
秋の観察会に続いて、今回もお天気に恵まれての観察会日和です(*^_^*)
前日下見に出かけた時にも担当スタッフは、みなさんに早く見てほしいと思うほど見所がたくさんありました。実は、イベント当日が楽しみだったのは参加者のみなさんよりスタッフだったかも…(笑)
参加者のみなさんがそろったところでイベント開始です。
最初にスタッフより今日のスケジュールなどイベントの流れや注意事項などの説明いたしました。その後は、プロジェクターを使ってスライドショー「冬芽ってなぁに?」と題して「冬芽とは何か」「冬芽のからだの仕組みについて」などの解説を行いました。参加者のみなさんは真剣に聞いています。これから見る冬芽に期待♡しているのかな?
スライドショーの次はいよいよ臼木山へ出発です!
…その前に…今回は観察しながらフィールドビンゴを使って歩いてもらうためと初めてフィールドビンゴを見た方もいらっしゃるので説明をさせていただきました。
では出発!!
ハナミズキやアジサイ、クロモジなど、参加者のみなさんは、虫メガネを使って興味深げに観察していました。春から観察を続けているニシキギは、とても小さい冬芽なのですが、冬芽も膨らんでいて虫メガネで見てみると芽鱗や頂芽の下に葉痕があることがわかりました。
春夏秋のニシキギの様子を参加者のみなさんに写真で見てもらいました。
日当たりのよい所では、マンサクが咲き始めています。花や花芽、葉芽など観察しました。
マンサクを観察した後にニホンカモシカの親子と遭遇しました。
刺激を与えないように静かに観察しました。サプライズゲストにみなさん感激していました♪
冬芽を食べる生き物についての解説
冬芽を食べる生き物の中から「ウソ」の生態や食害について解説しました。解説が終わりコースを歩いているとウソが何羽も木にとまっていました。自分たちの事を話されたので気になって近くまで来たのかな?
今年に入って宮古地域はあまり雪が降っていません。雪が積もっていて動物たちの足跡も観察出来たらいいなって思っていたのですが…(>_<)ぬかるんだ所であったニホンカモシカの足跡は確認できたのですが、その他には見つけられませんでした(T_T)スタッフが1月に雪の上に残るニホンリスの足跡を撮影していたので写真を使って解説
戻る途中にフキノトウやヒメオドリコソウなど見ることができました。春はすぐそこまで来ているんですね♪
ビジターセンターへ戻り、みんなでフィールドビンゴの分かち合いをしました。
今日はたくさんの動植物を見ることが出来たのでみなさんのビンゴカードは、いっぱいシールを貼っていました。(見つけた項目には、歩きながらシールを貼りつけてもらいました。)今回のイベントのまとめをしてイベント終了です。
お天気にも恵まれ、みなさんの笑顔でイベントを終了することができました。スタッフ一同感謝です!
参加者のみなさん、宮古自然保護官事務所古館アクティブレンジャー、パークボランティアのみなさん、イベントに参加していただきましてありがとうございます。
今年度、ビジターセンターでは、浄土ヶ浜園地内にある臼木山で四季を通して自然観察会を4回(夏は悪天候のため中止)行ってきました。観察会でみなさんが少しでも動植物に興味をもっていただけたら嬉しいです。来年度も楽しく学べるイベントを企画していきたいと思います!4月からのイベントもチェックしてくださいね(^◇^)