8/8(土)に「しぜんかんさつかい『夏』~ドキドキわくわく夜の生きものさがし隊!~」を開催しました!
今回は浄土ヶ浜に住む生きものをテーマに、夜の浄土ヶ浜園地内を歩きました。
まずは、スライドを使って、夜のイメージや夜に活動する生きものについてお話しました。
スライドの最後には、野生動物観察用ライトをみんなで作り、動物に気付かれないようにそぉっと歩く練習もしました。
ライトが完成したら、いよいよ夜の浄土ヶ浜に出発です。
途中、「表面温度計」で、地面の温度を計りながら歩きました。
予め昼の温度を計っておいた表に書き込んでいきます。
奥浄土ヶ浜周辺につくと、雲の隙間から星空が見えるように…。
浄土ヶ浜と星空の風景もなかなか素敵でした。
砥石浜では五感を研ぎ澄ますために、目を閉じて周りの音を聞いたり、懐中電灯を消して、空の明るさだけで歩いてみました。「ちょっとこわい…」とか、「なにか変な音が聞こえた!」という声も聞かれました。
周りの音や明かりに敏感になったところで、いよいよ、浄土ヶ浜に住んでいるある生きに会いに行きます。
“ある生きもの”とは、ムササビ。
浄土ヶ浜の森にも、ムササビが暮らしています。
そこで、以前、ムササビの赤ちゃんを保護した「幸せ階段」周辺で、ムササビの話をしながら、周りの樹を観察しました。
ムササビの他に、夜に活動するヨダカやトラツグミ、コウモリの鳴き声についてのお話もしました。
最後のまとめで、地面の表面温度をしらべた表をみると…
森の中は昼と夜の地面の表面温度では、他の場所に比べると、あまり変化がありませんでした。安定した温度で、生き物たちにとっては、過ごしやすそうですね。
また、一番温度差があったのは木道の海岸歩道でした。
海の上を歩く木道なので、海水の温度や、海風など周りの環境に影響されたからでしょうか?
それとも木道の素材が影響したのでしょうか?
当日は曇り空で、気温もあまり上がらなかったので、天候も影響していそうですね。
他の場所では、約11度~12度の温度差がありました。
夕方になって、こんなに涼しくなったら、昼よりも夜の方が生き物たちは活動しやすいのかもしれませんね!
当日は、残念ながらムササビの姿を見ることはできませんでしたが、ムササビがいる豊かな森が、身近にあることに気付いていただけたかと思います。
また、とても短い時間でしたが、夜の自然観察を通して、夜についてのイメージが変わった方もいらっしゃるかもしれませんね。
これからも、夜に自然観察をする方法をぜひ実践して、身近な自然に新たな発見をしていただけたら嬉しいです。
今回参加して頂いた参加者のみなさん、サポートして頂いた環境省パークボランティアのみなさんとサブレンジャー、本当にありがとうございました!