1月9日(土)に、今年度最後の屋外イベント、「浄土ヶ浜しぜんかんさつかい『冬』~冬の森には顔がいっぱい!?樹木の冬芽を観察しよう!」を開催しました。
先日まで、東北の冬とは思えないほどの〝ぽかぽか陽気″だったのですが、イベント当日は、天気は良かったものの、朝から冷え込み冬らしい寒さの中での観察会となりました。
今回のイベントのテーマは「冬芽」。
冬芽をよーく見てみると、葉痕の形や、維管束痕の具合で、顔に見えてくるということから、浄土ヶ浜周辺で見られる樹木を紹介しました。
まずは、虫眼鏡と双眼鏡の使い方やお約束を確認。準備体操をして出発します。
クロモジやホオノキの冬芽などを紹介しました!冬芽の観察を通して、春に花を咲かせる姿がとても楽しみですね。
また、今回歩いたコースは、浄土ヶ浜園地内の中でも「宮古湾一望コース」というコースで、昨年環境省が整備をし直して、歩きやすくリニューアルしたコースです。
このコースでは、展望所や木々の隙間から、宮古湾や宮古の街並みを見ることができ、天気が良ければ早池峰山まで望むこともできます。それに、港にやってくる野鳥を観察するのも最適!ということで、冬に宮古へやってくる野鳥の中から、「オオワシ」と「シノリガモ」を紹介しました。
なかなかお目にかかれないオオワシについては、2mを超える翼開長を模造紙に描いて解説しました。
今回イベントに参加して頂いた皆さん、イベントのサポートをして頂いた、三陸復興国立公園中部地区パークボランティアの皆さん、寒い中でのイベントでしたが、本当にありがとうございました。
来年度も沢山の方々に、三陸復興国立公園の自然と触れ合い、楽しんで頂けるようなイベントを準備してお待ちしております!