5月28日(土)、毎年恒例となっている「春めぐり」イベントを開催しました。
今回も姉ヶ崎をフィールドに、ネイチャーゲームをしながら、自然歩道をゆっくり巡りました。
お天気にも恵まれ、少し暑いぐらいでしたが、海風が気持ちいい一日となりました。
今回みんなでやったネイチャーゲームは「森の色合わせ」。
自然の小径を歩きながら、『もりのいろあわせカード』にある色と同じ色を探します。今回カードに選んだ色は、日本の伝統色の中から18色。桜色や朽葉色、萌木色など…、今ではあまり見かけない色の名前が並んでいるカードです。
カードと同じ色のものを見つけたら、拾えるものは拾って、拾えないものや生きているものは、覚えておいてもらうことにしました。
ルールを説明した後、いよいよ出発です!
休暇村さんの駐車場から、姉ヶ崎展望所に抜けます。
途中、ヤマボウシの花や誰かの食べ跡がある落ち葉、ドングリ、天然のシイタケなどを見つけました。
姉ヶ崎展望台からは、北の田老地区にある真崎の方まで眺めることができましたよ(^^)姉ヶ崎の岩の上では、ウミネコやウミウが丁度子育て中で、とっても賑やかでした☆また、この展望台から見られる姉ヶ崎の岩、カードの中の何色でできているか皆さんに聞くと、大和柿や鼠色、栗色…たくさんの色が混ざっていることが分かりました!
姉ヶ崎展望台から、海沿いの遊歩道に出ると、閉伊崎からつながる水平線がきれいに見えました。休憩をしながら、「音いくつ」というネイチャーゲームをやってみました。
姉ヶ崎は、豊かな森が海のすぐそばまであり、森と海を両方満喫できる贅沢な場所です。森にすむ小鳥の声や海岸に住むウミネコの声、上空を飛んでいるアマツバメの声や船の音、葉っぱの擦れる音など、耳を澄ませるとたくさんの音が聞こえました♪
海沿いの遊歩道をゆっくり歩くと、遊歩道の周辺には、ナルコユリやハナイカダ、マイヅルソウ、ウツギなど、晩春から初夏に見られる植物がたくさん見られました。
浄土ヶ浜展望台からは、日出島や浄土ヶ浜の裏側を眺めることができました。
日出島にやってくる野鳥、オオミズナギドリとクロコシジロウミツバメの名前も覚えてくれたかな?
急な階段を上りきって休憩。休憩をしながら、「ノーズ」というネイチャーゲームをしました。
答えは、三陸でよく見られるウミネコ。
特徴を一つずつ話していき、分かったら静かに鼻に指を当てます。
足は黄色で、翼があって…、猫のような鳴き声、浄土ヶ浜の遊覧船からパンがもらえる…!!
最後はみんなで声を合わせて答え合わせをしました。
休憩後、休暇村さんの前を抜けて、フィールドハウス脇のピクニック園地へ。
ここでは「動物交差点」というネイチャーゲームをやりました(^^)
自分の背中につけられた生きものカードの生きものを当てるゲームです。
ヒントは周りの人からもらいます。今日初めて会った方々も、このゲームを通して仲良くなれたかな?
ネイチャーゲームの後は、キャンプ場を利用して、お待ちかねのお弁当の時間です。
ケトルで沸かしたお湯で、コーヒーを淹れながら、自然の中でみんなで食べるお弁当はとても美味しかったですね。
最後に、「森の色合わせ」の分かち合いをしました(^^)
みんなの拾ってきたものを発表しあいました!中には、食べられた後のウミネコの卵を拾ってきた人も!他には、芽がでたドングリや、タンポポ色のお花、落ち葉や枯葉、木の枝、草の実…。持ってこられなかったものには、海の色や岩の色、ダンゴ虫の色など…、たくさんの森の色を見つけることができました。
今回参加して頂いたみなさん、また、姉ヶ崎の自然を楽しみに来てくださいね☆ありがとうございました(^^)小さなお友達も、最後まで頑張って歩いてくれてありがとう!
そして、休暇村陸中宮古さん、環境省三陸復興国立公園中部地区パークボランティアのみなさん、イベントへのご協力、ありがとうございました。