7月30日土曜日に、「浄土ヶ浜しぜんかんさつかい『夏』~夜の浄土ヶ浜を探検してみよう会~」を開催しました!
今回の観察会も、普段は中々歩かない、夜の浄土ヶ浜をぐるっとひと巡りしました。
「はじまりの会」が終わったら、準備をして早速出発!
まずは、県立水産科学館の向かいにある「森林浴の道」を歩きます。
ちょうど夕暮れ時。雲の中で太陽が山に沈むところでした。
ベンチのあるスペースで、ちょっとだけ腰を降ろして、夕暮れ時の雰囲気を感じてみました。
どんな音が聞こえたか、どんな様子だったかみんなに聞くと、「ヒグラシが鳴いていた」とか、「鳥の鳴き声が聞こえた」…など、たくさん気づいたことがあったようです。
森の中で上を見上げると、宵の空はまだ明るさが残っていて、木々の葉っぱのシルエットがとてもきれいに見えました!
夕方に森の中で過ごすことって、めったにないことだと思います。脇には道路が通っているような身近な森でも、素敵な時間を過ごすことができました。
さらに森を進んで、「水神社」の祠の前を通ったら、砥石浜へと抜けます。
夕暮れの浜辺では、対岸にある浄土ヶ島の剣の山が、雲の中に隠れながら沈む、太陽の光を感じて、まだ白く見えていました。
浄土ヶ浜に到着し、トイレ休憩を取った後、浄土ヶ浜の浜辺で星座を観察しました。
石浜の上にピクニックシートを敷いて空を眺めます。
あいにく雲が多い空でしたが、このあたりの時間から、空が暗み始め、ちらちらと1等星が見えてきました。
雲の隙間からベガやアルタイルなどの星を見つけることができましたよ。
しばし、打ち寄せる波の音を聞ききながら星を眺めたと、古館アクティブレンジャーが、天の川にまつわる話を教えてくれました。
ゆっくりと星を眺めた後は、海岸歩道をビジターセンターまで戻ります。
途中マリンハウスのあたりで、「浜辺のお掃除屋さん」のフナムシがたくさん歩いていました。
フナムシは、昼は浜辺の石やコンクリートの下に隠れていますが、夜になると海岸歩道にやってきます。イベントの日はたくさん見ることができました。
ビジターセンターにゴール直前、夕方から仕掛けておいた、昆虫トラップ(ライトトラップとバナナトラップ)をみんなで見に行きました。
成果はというと…、時間帯が早かったのもありイマイチでしたが、コガネムシの仲間やガの仲間がたくさん集まっていました!
カブトムシやクワガタを呼ぶのには時間が足りませんでしたが、外灯に虫が寄ってくる理由も分かったかなと思います。
ライトトラップは大掛かりだけれど、外灯の下をちょっと覗いてみたら、おもしろい生き物がいるかもしれませんね。
まとめの時に食べたスイカも、みんなで食べると、より一層美味しかったですね☆
最後に、参加していただいたみなさん、イベントをサポートしていただいた古館アクティブレンジャー、バークボランティアの岩渕さん、本当にありがとうございました!